いいねーふうちゃん、いいよー
「うふふ、そうですか」
「半藤さん」
はい?
「この服、私とみおのどっちの方が似合ってますか?」
えっと・・・
「嘘でもいいから私だって言って欲しいなあ」
うんその服、ふうちゃんの方が似合ってるよ
「もしかして嘘で言ってます?」
嘘じゃない嘘じゃない、本当にふうちゃん似合ってるって
「うふふっ、ありがとうございます・・・だってさ、みお」
えっ!?
みおさんいつからそこに!?
「最初からです・・・私よりふうかの方がいいんですね」
えっと、さっきのはちがうから!
「ふうかの方がいい、嘘じゃないっておっしゃってましたし」
違うから、嘘だから!
「みーお、冗談だって」
「え」
「あなたから信夫さんを取ったりしないから、そんな泣きそうな顔しないで」
「半藤さんは私よりみおの方がいいですよね」
「信夫さん、ほんとうですか?」
みおさんを嫌いなわけないじゃないですか!
「本当ですか、よかった・・・」
「よかったね、みお」
(この小悪魔め!)
0 件のコメント:
コメントを投稿