「ちょっと、そこに座りなさい」
座ってるじゃないの
「そこじゃなくて床!正座!!」
えっ
「あなた、私に何か言うことは無い?」
え、とくに無いけど?
「コレは何よ」
アッそれは!
「僕についてきてください、っていうから信じてついてきたのに
何よこの仕打ちは・・・」
リリアさんちがうんだ、これは仕方なくなんだ
「何よ、裏切り者!」
これはリリアさんにこの服を着て欲しくて買ったんだ
服だけが売ってなかったから仕方なくこれを買ったんだよ
「ほんとう?」
本当だって、リリアさんのための服なんだから
ほらほら、着てみて
「どうかな?」
うんうん似合う似合う、かわいいかわいい
はあ、早くこの服でロケに行きたい
「夏に黒は暑いんだけど?」
だから早くいい季節になってほしいんだって
あっちのリリアさんも撮っていい?
あのまま箱入り娘にしておくのも可哀想かなって思って
「んーどうしよっかなー」
もちろん一番はリリアさんだよ、ワイフだもん
「仕方ないわね、いいよ撮っても」
「それ、私の服」
「ごめんなさいね、これ私専用なんだって♪」
「私の・・・」

0 件のコメント:
コメントを投稿